文系SE歴15年以上、開発・保守・クラウド運用を経験し、現役SEとして働くポチ子です。
私の周りには女性SE・プログラマも多いですが、みんなバリバリ働いています。
会社の福利厚生次第ではありますが、社会の流れとして子供を産んでも時短勤務が小学6年生まで使えたり、介護休暇が取れたり、テレワークが標準化してきたりと、女性が働きやすい環境にはなっていますよね。
実際どうなのでしょうか。
文系女子がSEになったきっかけ
私がSEになったきっかけの詳細については、自己紹介記事を読んでいただければと思いますが、文学部出身だと明確なスキルが身につくわけではないので、文系・理系出身関係なく仕事ができるSEという職業を選んだところはあります。
実際に文学部の勉強が社会人になってスキルがなかったかと思い返せばそんなことは全くなく、論理的に考察する思考力や論文を書く文章力などは学生時代に身についた力で、かつ業界関係なく使えるスキルでした。
文系女子の友達にはSEは誰もいないの
私の就職当時は、文系SEブームだったのですが、私の周りの友人女性たちは誰もSEにはなっていません。
まだ、女性一般職の正社員の求人も多かったので保険・金融系の一般職が一番多かったかな・・・。
総合職についた友人もいましたが、数は少なかったですし、IT業界なんて全くでした。
就職したあと1,2年は仕事が忙しくて仕事とは関係ないところで愚痴をいったり、おしゃべりしたいことはいっぱいありましたが、通じない。。とちょっと寂しくなりましたね。
残業多くてしんどいのも、忙しいアピールになりそうであまりできない。とか。
私が新人の頃は、サービス残業NGという風潮でしたが、残業時間の規制はなかったので、忙しい部署に配属されると毎日終電が普通なころでした。
ポチ子も基本給よりも残業代の方が多かった時期があります。あの頃には戻りたくない。
15年も経ってしまうと友人がどこの会社でどんな仕事をしているとかは、関係なくなってきますし、結婚してる・してない。子供がいる・いない。といったようなことのほうが、友人関係としては重要になってきます。
IT業界に男女差別はない(主観)
少なくとも女性ということで仕事が楽になることはなかったです。
サーバとか大型プリンタとかが一人で運べないときは、手伝ってくれたりはしましたけど。
でも、代わりに持ってくれるわけではなく、一緒に運んでくれる感じです。
基本デスクワーク&現場でのユーザ対応や仕切りメインなので、男女差はなかったです。
個人的に体力ある方ではなかったので、片道3時間半の現場に1週間日帰りで通っていたときは、「誰か替わって・・・」と心の中で叫んでいましたが。
ただ、若い頃は仕事相手のおじさん(偏見こみ)に甘く見られていたかなぁと思うことはあります。
SEではなく、SEアシスタント的に見られてナメられたりとか。
とはいえ、そういうことも数多くはなく、自社内は男女差という意味では平穏でしたね。
当然ですが、仕事が忙しいのも男女関係なくあるので、トラブルがあれば徹夜になることもあるし、納期に間に合わなければ深夜まで仕事したり、休日出勤することもあります。
男女差がない分、体力的なことやメンタルコントロールをうまくできないと、長く続けるのは難しい仕事です。
ありがたいことに、私の会社には同じ女性の先輩社員もいっぱいいて、家庭の事情でやめられる方もいましたが、定年退職まで働かれている方も多くいます。
そういった方たちの存在が、自分の支えになっていますし、後輩女性たちのロールモデルに自分もなれるように頑張りたいですね。
文系女性SEになってよかったか?またSEになるか?
SEにはなってよかったと思います。
プログラミングからプロジェクト管理まで一通りの経験をすることができて、もし会社がなくなったとしてもなんとか食べて行けるだけの生きる力をつけることができました。
会社が合わなかったら今の時代は転職もしやすいですし、フリーになってもいいですよね。
もし私が金融系の一般職になっていたら、パソコンは触れたと思いますけど、ちょっとしたプログラミングとか単純なhtmlを読むといったことでもハードル高く感じたと思います。
そういったIT技術に対するハードルが下がるのは、これからの時代に必要な能力です。
もちろん辛いことも多くて、キレイごとだけじゃなく、「もうやめたい〜。すべて投げだしたい〜」ってなることは多々あります。
今でも1つのプロジェクトの終盤には、「この仕事が終わったら、私は会社を辞めるんだ・・・」と思いながら踏ん張っていることもあります。
でも、終わってしまえば、「次はここを改善しよう」って思いながら仕事をしているんですよね。
つまり、なんだかんだ言って、仕事が好きなのでしょう。
参考になるかどうかわかりませんが、女性SEのつぶやきでした〜